◎レッドカーペット

みなさまこんにちは。少しづつ寒くなってきましたね。

さて、先日こんなことがありました。

テレビCMでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか？

先週の日曜日は、某学習塾が主催する全国小学生統一テストでした。
　　

我が家は受験は特に考えておりませんが、自分のいる位置を確認するためにも

受験しています。といっても姉は2回目、妹は初めての受験ですが。

無料なのも受験の動機となっております・・・
　　

時間に間に合うように親子三人で会場へ向かいました。

その入口に吸い込まれるように何組かの親子が歩いていました。

　　

私の背後にも親子がいました。

6年生でしょうか？ひょろっと背の高い眼鏡の男子です。

お母さんに連れられていましたよ。
　　

お母さん第一印象はおとなしい感じ。

別方向からやってきて私達の方が、前を歩くことになりました。

　

数メートルで入口と言うところに来た時、そのお母さんがいきなり

「なにが千の位だよっ」と激高しはじめました。
　　

「てめえ、そんなんでちゃんとできるのかよ！！」

あらあらお母さん止まりません。
「だからおまえはよー」
　　

 

そこで男の子、お母さんの方を見ました。

「ぎっ」とものすごい顔でお母さんをにらんで、教室へはいって行きました。
 

怒りは強い感情なので、時には行動を起こす「モチベーション」になります。

恐らく、恐らくですが残念ながらこの時は、そうはならなかったようです。
　　

さて、お母さんの一番望む事は何だったのでしょう？

ご本人に確認はできませんが、

「お子さんが良い成績をとる事。」

「頑張っているお子さんが成果を出すこと。」

あたりでしょうか。
　　

お母さんが激高してしまった事は、その望みの達成から遠ざかるお手伝いを

してしまったように思います。
　　

「ぷりぷりする事でもしかしたらミスが起きたかもしれない。」

「問題に集中できず、普段なら解ける問題も解けなかったかもしれない。」

逆に足を引っ張ってしまったかもしれません。　 

全て憶測ですが・・・。
　　

 

とはいえ、ものすご～く、このお母さんの気持ち、分かります。

やもすると、私も目の前の感情に振り回されてしまいます。
　　

最近良く感じることですが、

「子どもに関しての何か。」って、自分でどうにでもなるわけではない事が多いです。
　　

 

それはもどかしいことです。

でも、仕方ない。だって、代わることは出来ないし・・・
　　

親にできること。それは・・・
　　

　　

 

こどもの前にレッドカーペットをひくこと！
　　

 

でも、カーペットの上を歩くのか、横道をそれるのかは本人次第です。
　　

せつないかもしれませんが、しょうがないことですね。

思い出しませんか？

私たちもその道を通ってきたことを。

 

 

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