◎そんな気分になれないときは、まずそんな表情から
みなさまこんにちは。連休が始まりましたね。
さて、ディズニー ピクサー作品の最新作はインサイドヘッド。
これは頭の中の感情をテーマにした物語のようです。
アンガーマネジメントシニアファシリテーターとしては、その内容がとても気になるところですが、
最近はCMも放映されていますね。
その中でヨロコビ役の竹内結子さんと、カナシミ役の大竹しのぶさんが出演していらっしゃいます。
そして、アフレコをあてている場面も放送されているのですが・・・
面白いものですね。
ヨロコビ役の竹内さんの表情は「嬉しそうな顔」
カナシミ役の大竹しのぶさんは「悲しげな顔」をしていらっしゃるんです。
もしかして、表情を入口として自分の感情をコントロールしていたのかもしれません。
1884年、アメリカ心理学会の初代の会長を勤めたウィリアム・ジェームズ氏は、
「悲しいから泣くのでは なく、泣くから悲しいのだ」とおっしゃいました。
また顔面フィードバック説というものもあります。
これは、野村 理朗 脳科学辞典 DOI:10.14931/bsd.3050 2013によると、
『顔面フィードバック説は、顔面筋肉の変化が主観的な情動体験に先立つこと、
すなわち「怒り」ならば「怒り」の情動と対応する顔面筋肉の変化が、大脳辺縁系や脳幹・視床下部などの中枢神経系にフィードバックされ、その結果「怒り」の主観的体験が生じるとする。』
というもの。
噛み砕いて表現すると、『怒った表情をすると、その際筋肉の動きにより、脳へ「怒ってるんだよ」という報告が上がり、「じゃあ怒らなきゃ。」と脳が対応する結果、本当に怒りの気持ちが起こる。』というものです。
すなわち、表情を変えると気持ちも変えられるということです。
何だか気分が晴れない。という方、まずは表情から変えてみませんか?
また、怒りの感情にとらわれているとき、あえて笑ってみるとか。
笑いヨガに挑戦するのも良いかもしれませんね。
参加するのが恥ずかしければ、鏡をみて一人にらめっこもオススメです。
素敵な笑顔を鏡を見ながら研究するのです。
どちらからでもいいじゃないですか。良い気分になったもの勝ちです。
とにもかくにも、心地よい連休をお過ごし下さい。