◎ものすごくさもない話ですが~マインドフルネス~

みなさまこんばんは。
今日は鴨川へ車で行ってまいりました。
母と娘たち親子三代でのドライブです。
今回母が行きたがったのは、霊木のある清澄寺。
日蓮聖人が出家して修行を積み、のちに日蓮宗の開宗宣言をしたというゆかりのあるお寺だそうです。
(インターネットの受け入りですが)
清澄寺は素晴らしく、そのあとに食べた海鮮丼はとてもおいしく、さあつぎにどこに立ち寄ろうかと調べていたら、「秘境の天然酵母のパン屋さん」というキーワードが浮かび上がりました。
親子三代みんなパンが大好きです。せっかくだから買いに行こう!ということになりました。
お寺も海鮮丼もパン屋さんも同じ鴨川市。さあのんきに引き続きドライブ。と思っていたら、
幹線道路から左に入る最後の1.2キロはものすごい道だったのです。
車1台が通るのがやっと。舗装は万全でなく、一方は崖。結構な勾配の登り。
先が見えない不安の中、娘たちが走ってこの先の様子を見にいくと言い出しました。
お願いしたけどなかなか帰ってこない。電話をしたら電源が入っていない。
不安がさらに募りました。
そうこうしている間に後続車がやってきて、上り続けるしかなくなりました。
ようやく車よけをみつけ、後続車に追い越してもらったとき、左前を見ると民家が。
犬が私達を怪しげな目で見ています。
娘たちも戻ってきました。「犬怖い!」と言いながら。
パン屋さんに電話をかけました。
「今、犬がいる家の前に居ます!!」
よくこれで通じたものだと思いますが、
「そこではありません。一本手前の道でした。」と返ってきました。
犬が怖かろうが躊躇することなく、そのお宅の駐車場で切り返しをさせていただき、道を戻りました。
必死さが伝わったんでしょうかね。犬も見守ってくれていました。
下りは勾配が急なので一瞬前の道路が消えることがあります。こんな道を上ってきたのか。
ようやく元の通りに出て、一本手前の道を、再び左に入ると、
確かに狭い道ですが、先ほどの道からするとまだ序の口。
おそらく初めにこの道に入っていたらそれで十分不安だったんでしょうけど、
先ほどの道を知ってしまった今、「なんの、これしき」に変わっていました。
パン屋さんに本当に行ける。それが見えてきたときから不安は激減。
今までの心の動きをたどり、その賢明さに恥ずかしくなりました。
すべてはパン食べたさ。私の貪欲さが招いたもの。
おかげさまでこの数十分でいろいろな感情が浮かびました。
不安、恐怖、安らぎ、達成感、羞恥心
そして終始私の頭の中にあったものは
「マインドフルネス」
角を曲がっただけでのんきなドライブから、一瞬にして、命の危険にさらされたんです。
(大げさに聞こえるかもしれませんが、本当そんな道でした)
不安になるのが当たり前。ですが、不安に押しつぶされたらハンドル操作を誤る。
ひたすら
呼吸を整え大丈夫だを繰り返しました。
そしてついでにこんなことを考えました
「パンを買いに来て大けが。そんな新聞記事見たくない。」→これってプライド?
すごいな私。その集中力。
無事パン屋さんに到着。天然酵母のハードなパンを購入しました。
私の欲しいものを手に入れる。貪欲さがパンだけでなく、別のところで発揮されればいいなと思いつつ、明日の朝食が楽しみです。
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みなさんも機会あらば

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