◎タイガー コペンハーゲン

昨日の夕方のニュースで、デンマークの雑貨ブランド「タイガーコペンハーゲン」が、

アジア初上陸、大阪に店舗をオープンしたドキュメンタリーを放送していました。

 

大手百貨店、アメリカ留学でキャリアを積んだ女性がエリアマネージャーとして

クローズアップされていました。

本社から派遣されたボス(デンマーク人?)との慣習の違い、仕事への価値観の違いなどを

乗り越え、彼女の企画したプレオープンが当たり、マスコミに大々的に取り上げられました。

オープン初日、長蛇の列が出来・・・そこまでは良かったのですが、

予想以上の反応に、商品は品薄になり、臨時休業を余儀なくされました。

(番組の受け入りですが)航空便で本国より商品を供給するてはずが、不幸にも便自体が

キャンセルになるというアクシデントもあり・・・現在2度目の休業中。

 

初日、予定より早く閉店になり、列を作った人々がマネージャーに怒りをぶつけていました。

だんだんヒートアップし「交通費返しなさいよ。」なんて発言も出ていました。

 

マスコミに取り上げられていたし、低価格、しかも洗練されたデザイン。

そのお客は期待が高まりすぎたため、裏切られた時の落胆が大きく、

それが怒りにつながったのでしょう。気持ちはわかります。

でも、マネージャーに怒りをぶつけたところで、すっきりしますか?満たされましたか?

 

アンガーマネジメント的にはこのマトリックスにあてはめて考えます。

Photo

それは重大か否か。コントロール可能か否か。

あなたが怒ったお客だったとして、タイガーコペンハーゲンは・・・

重大です。だって、その日のメインイベントですから。

話題のお店に行ったこと、お得に買い物したことを自慢できますしね。

では、この状態はコントロール可か不可か。

あなたが怒鳴り散らしたところで、タイガーがオープンするわけでも、買い物が

出来るわけでもありません。閉店の理由は品薄なのです。買う商品がない。

残念ながらコントロールはできません。

だとしたら、

 

現状を受け入れるのです。すなわちあきらめる。

 

だって、どんなに怒ってもこの状況は変わらない。

なら、重大でコントロールできるものに、エネルギーを注ぐ方が得策です。

言っておきますが私はタイガーの回し者でもなんでもありません。

コントロールできないものに怒っても不毛だと言うことに気づいている者です。

010606

話は変わりますが、エリアマネージャー

もしかして今頃、心が折れそうなのかもしれません。

アジア初進出。大事な局面でこんなことになり、さぞかし無念でしょう。

また自分の至らなさに自己嫌悪の日々かもしれません。

ではエリアマネージャーにとってタイガーコペンハーゲンの仕事は?

重大ですか? 重大です。放送を見るとその情熱が伝わってきます。

コントロールできますか?

私はできると思います。いや、してほしい。

出だし躓いたのは確かです。ダメージも大きい。でもそのことに後悔していても始まらない。

そんなときは挽回するために何が出来るか考える。そして黙々と実行していく。

 

千葉のタイガーコペンハーゲンにて買い物が出来る日を楽しみにしています。

初店舗は9月22日営業再開予定だそうです。

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