◎ポジティブモーメントアップデート
みなさまこんばんは。
次女は6年生。
絶賛反抗期中。あたりの強さはなかなかのものです。
そんな娘がこの10月に入り、数年ぶりに喘息の発作を起こしました。
久々に夜急診(夜間救急診療)のお世話になりました。
身体が吸入する場所を覚えています。それほどかつては通ったものでした。
この10月、陸上大会を控えていました。
私に似ず、運動神経が発達している娘は100m走とリレーの選手です。
久々の発作で夜急診、次の日に病院へ行ってくすりを処方してもらい、
私は治ると思っておりました。
が
治りません。
かれこれ2週間。何度夜急診に通ったことか。
にもかかわらず、治らず、
悪天候が続き、喘息と関係のある気圧の変化が激しかったことも影響したかもしれません。
前日も学校から呼び出しがありました。
走らせてあげたい。
でも明日走る姿が、目の前でせき込む娘からはどうにも想像できませんでした。
そこで、薬を飲みつつも私ができること。
アロマオイルをたいたり、音叉セラピストでもある私、音叉で体のバランスをとったりしました。
音叉の施術をすると、とにかくよく眠れます。
その日の夜は一度も咳で起きることはありませんでした。
それが効いたのか。当日は雲一つない秋晴れでした。
まだ咳はしていますが、前日よりは良くなっているようで、時間通りに登校しました。
会場に応援に行くと担任の先生が、アップの時にも具合が悪そうだったのでリレーは休ませるかもしれないと私に申し訳なさそうにおっしゃいました。
先生のご判断にお任せするということを伝えました。
この場にいれたこと自体が奇跡のようなものですから。
朝1番の100m走、何とか走り切りました。
リレーは諦めておりましたが、なんと、そのあと徐々に気温が上がり、娘はみるみる復調しました。
そして午後、無事第一走者としての役目を果たしました。
出番を控え、トラックに一人立つ娘をずっと見ていました。10月に入ってからもともと細い体がさらに細くなったようです。
バトンをもってキリっとした表情で立っています。
その背中に「責任」を背負っているように見えました。
おそらく
選手として選考される前、先行されてからもまじめな彼女は、ものすごいプレッシャーを感じていたことでしょう。
喘息を出すくらい。
娘は私の知らないところで、「選手になる」ことに燃え、責任を果たすプレッシャーを感じ、着実に成長していました。10月に入ってからの心の動きを思い出し、心の中で泣きました。
選手席の後ろ側に立ち、娘に賞賛の言葉を伝えると、
それほど響いている様子もなく、少し経つと「もう行っていいよ。」のそっけない一言。
相変わらずつれない娘ですが、そのとげに刺さった暁には、すぐに怒りに結びつけず、
バトンをもってスタート地点に立つ、娘の姿を思い出し、踏ん張ろうと思います。
娘に対するポジティブモーメント(=最高の瞬間)がまたアップデートされました。