◎一時間待つ
みなさまこんばんは。
昨日はお友達とランチの約束があり、待ち合わせをしました。
11時半にお店を予約してありましたが、私は11時ごろ待ち合わせの場所へ到着。
彼女も用事が済んだらこちらへ向かうとのことだったので、早めに行きました。
待ち合わせはとある駅の改札です。
実は時間と地域はおおむね決めていましたが、具体的な待ち合わせ場所、予約を取ったお店の名まえは、今朝になって初めて私からLINEで連絡をしました。(予約をしたのも前日でしたから。)それがないと彼女はどこに行っていいかわからない。
朝送ったLINEが11時をすぎても・・・既読になっていない。
少し悪い予感。
考えられるとしたら、
①用事にかかわるアクシデントがあった
②携帯のアクシデントがあった
②だとしても駅名は知っているから、改札で待っていたらおそらく会えるだろう。何とかなる。
恐らく①だろうなあ。
さて、どうするか。
どのみち、会う時間を3時間とっていたので、まあ少し遅れたとしてもゆっくり話ができるだろう。と結論付け、待つことにしました。
せっかくなので、自分がいかに心地よく人を待つことができるか実験してみました。
読みかけの本を読みました。
いつ連絡が入るかと思うと、集中できなかったのでやめました。
そこで、行く人来る人を定点観測することにしました。
それほど人が多くないお昼前。
目だってやってきたのが、男の子を連れた親子連れ。
駅のスタンプラリーが戦隊ものとコラボしているようです。
ある子は目をキラキラ輝かせて、スタンプを押していました。
ある子は精悍な顔つきでポーズを取って、スタンプ台の前でパパに写真を撮ってもらっていました。
この子たちの目。私の講座を受けた後のみんなもキラキラしてたらいいな。
妄想しながら、私笑みを浮かべていたと思います。
色々なことを考えていると、ツンと快適でない臭いが。
特別なドアをあけて改札の外に出てきたのが、大きなごみ袋でした。
全部で10個ほどありました。駅構内のごみ回収の時間だったようです。
係は若い男の人一人。中身を詳しくは見ませんでしたが、思い思いに捨てられたものがひしめき合っているのはわかりました。
その男の人、汗をかきながらも、なんとゴミ袋の結び目にそれぞれの指を一本づつ通し、一度に持ち上げ階段を上り去っていきました。
指1本で大きなごみ袋を支えるわけですから。しかも両手の指をすべて使って。
大変な作業です。
・・・こんな大変な仕事をこの暑い時期に従事している人がいる。感謝しないと。
しみじみ思いました。
人影もまばらでウォッチング対象がおらず、置いてあった区民だよりを手に取り、講座情報をチェック。
「ここにアンガーマネジメント講座が入りますように。あわよくば私が伝えられますように。」と祈りました。
そうだ!こんなに時間があるのなら、今まで後回しになっていたことをしよう。
会う約束をしているのに日程調整ができず、連絡が滞っていた友達に、メッセージを送りました。
もたもたしているうちに8月に突入し、まだ支払っていなかった固定資産税を支払いました。
「やれば簡単なのに、どうしてすぐやらないのかしら。」自分に向けてグチ。
そうこうしているうちに、11時から40分を過ぎたころ、ようやく連絡が取れました。
私の予感的中。用事が長引いたとのこと。
2回目の電話でお店には、丁重にお詫びをして、12時過ぎに伺うことを告げました。
すると
「お気をつけてお越しください。お待ちしています。」ととてもありがたいお言葉。
その言葉に感謝をしているところに、友人が到着。合流できたのは12時過ぎ。
軽く1時間待ったわけです。
でも、イライラしません。よい心の旅ができました。
ご存知の通り、自分の怒りは自分でコントロールできます。
今日は時間もあることだし、相手も事情があることだし。心穏やかに待とう。
と思えば、気持ちよく待つことができます。
そもそも会う目的が、お互いの労をねぎらい、楽しい時間を過ごそうというものでしたから。
訳あって時間に来られない人をなじることより、目的を達成するほうが私には大事でした。
そして目的を達成できました。
別にアンガーマネジメントシニアファシリテーターの私だからできるわけでなく、
自分で決めたらできるんだと思います。
実は午後1時から、ちょっとしたイベントがありました。食後にそこに行こうと計画していましたが、
ランチがとてもおいしく、話すことがたくさんあり、気づいたら13時をはるかに超えていました。
ああ、残念。ですが、そのイベントは定期的に開催しています。
仕上げのリフレーミング
イベントに立ち会えず残念 → また遊ぶ口実が増えた。
9月に楽しい仕切り直しです。
今度、待つことが許されない状況だったとき、待ち続けるのか、待たないか。待たないならどう待たないか。自分がいかに心穏やかに対処することができるかも挑戦してみようと思います。