◎今の目に映る自分
みなさまこんばんは。
講座でも良くお伝えしていますが、私はかつてとんでもない怒りん坊でした。
その中で、今は中学2年生と小学5年生になった娘にも容赦なく怒りをぶつけていました。
後悔です。まさに怒りにまつわる大きな後悔を持っています。
私がアンガーマネジメントを始めたとき、小学校中学年だった長女は口数が少なく、自分の気持ちをなかなか口にすることができませんでした。
いつも目が少しおびえていました。
恐らく当時の娘の自己肯定感、かなり低かったのではないかと思います。
いまだにピアノは嫌いなようです。なぜなら私が音楽教室で怒り散らしたからです。
基本、未来志向でモノを考えようとはしていますが、時に
「あの時あんなに怒らなければ。」と過去の記憶がよみがえることいまだにあるのです。
さて、先日の事
miniDVに録画していたかつての動画を重い腰をあげ、DVDにダビングしてもらいました。
娘たちが生まれる前から、2,3年前までの動画です。
DVDが到着したとき、一本手に取り、再生しました。
すると
生後間もなく、長女をお風呂に入れている映像が映し出されました。
大事に大事に、少しづつお湯をかけ、顔をふき、タオルでくるみ。
娘、気持ちよさそうです。
その時、突然こんな思いがこみ上げてきました。
「娘を大事に扱っていたんだ。」
数珠つなぎのようにいろいろな思い出がよみがえってきました。
・私のおなかの上で昼寝をするのが好きで、熱くて重くても我慢したこと
・サプライズしたくて、クリスマスの前夜、山のようなプレゼントをツリーの前にディスプレイしたこと。そして見事サプライズが成功したこと。
・保育園を卒園するとき、一緒に号泣したこと
・習っているサルサレッスンで、最年少の娘がなかなか振付を覚えられず、一緒に練習したら本番で見事に踊り切り、一緒にガッツポーズをしたこと
何を私は、自分の過去を否定してしまっているのか。
確かに怒りの表現は強かったけど、その時はその時で一生懸命、頑張り、そして怒ってきたんだということ。それに気が付くことができました。
それはそれで、認めていいと思います。
世の中の親ごさん、日々の子育てで怒りに振り回されていると思ったとしても
自分を責めすぎることはないかもしれません。
自分を責めると、どうせ私は・・・になり、その無力感が怒りとなってまた子どもたちに向いてしまいます。
自分を強く責めてしまいそうなそんな日には、昔の自分を見てみるのはどうでしょう。
もしかして責める必要はなくなるかもしれませんよ。
とはいえ、今の怒りの表現は適切でなく、未来に向かって何とかしたいと思ったら
アンガーマネジメントがお手伝いできると思います。
さて、中学二年生となった娘ですが、
「ママ、その服着るんだ。ふ~ん、もう少し○○ならいいのにね。」
「だってさあ・・・」
「ちょっと沸点高いよね(→私が意見したときのことです。はい、そうですよ、その時は反射的に怒っていました)。」
ずいぶん、私にも言いたいことを言えるようになりました。
そして、家族全員、ずいぶん笑いが増えました。