◎会話が180度変わる ペップトーク
みなさまおはようございます。
ペップトークは相手をその気にさせる承認の言葉がけ、本番を前にしたら相手を鼓舞することを目的としますが、普段からも使えます。その時には鼓舞というよりはもっとマイルド。相手を認めることで相手のやる気を引き出したり、自己肯定感を上げていくことを目指しています。
さて、その逆もあるんです。プッペトーク。相手のやる気をなくす残念トーク。伝える本人は思いがあるのに、伝わらないから残念トークです。
昨日は江東区の小学校にて先生と親御さん向けにアンガーマネジメントを伝えました。
その途中、電車の乗り換えの時の話です。
私の前を小学一年生くらいの男の子が歩いていました。
すると、ゴロゴロゴロっ
階段で転んで・・・(ご存知の方は映画の蒲田行進曲で、ヤスが階段落ちする。あんな感じです。古いですか?!)
で、3回転くらいして、倒れこまずスムーズに立った。まるで転んでいなかったように。
少し前を歩いていた男性も驚きました。お父さんだと思ったら違う模様。
あれ?この子は一人で電車に乗るのかしら。と思ったら、
その数メートル先でスマホを見ていた男性がお父さんのよう。
でも気づかないんです。スマホを見ているから。
男の子は、痛いやら驚いたやらで、泣き出しました。
するとお父さんは
「どうしたんやっ」(関西の方だったようです)
男の子はうまく説明できません。
私がそっとよって
「階段で足を滑らせて、3回転くらいしていましたよ。」と伝えると。
「あかんやろ、気~つけな!」とプッペな言葉。
男の子は悲しそうな顔をしています。
私はもう一度お父さんのそばに近づき、
「息子さん、素晴らしい受け身でしたよ。お見事でした。」
と伝えました。おそらくうまく身をかわしていたので、転んだ時の動きのインパクトに比べ、痛みはないはず。
するとお父さん
「お前、すごいな~」
プッペ父さんからペップ父さんに一瞬で変わりました。
言葉って不思議です。プッペプッペと会話が続いていても、誰かがペップをかければ、そこからペップな会話になっていく。
その逆もあり。
ダイナミックに変わった会話を目の当たりにして、やっぱり私はペップで行こうと思った瞬間でした。
ペップトークの講演会等は全国で開催されています。
ご興味お持ちの方はこちらをご覧ください。
ペップとプッぺ、正反対の言葉がけで、人は前に進むか後ろに戻るか、考えさせられました。
マダムキョンさん、コメントありがとうございます。
チェックが遅れて申し訳ありませんでした。
はい、言葉がけ一つでかわります。
というか、この時はあまりにわかりやすすぎて。
ペップの力を目の当たりにした出来事でした。