◎反転の隙
みなさまこんばんは!
最近電車に乗る機会が増えました。
講座にお越しいただく方の中で、ここ最近皆様がおっしゃる怒った出来事は
「公共マナーの悪さにいらつく」
が多かったのですが、たまたま本日の私も、他の受講者の皆様と同じような場面に遭遇しました。
若者が大きなボストンバックを隣に置き、爆睡していたのです。
ゆうに1人半位のスペースをそのバックが占めていました。
それほど混んでいない電車でした。(ちらほらと立っている人がいる程度)
私は、新しい靴を履いていて、若干足に痛みを感じていました。
が、それほど長い距離を乗るわけでなし、いらいらを爆発させるほどでもありませんでした。
ですが、そんな時に限ってドアの近くにこんなステッカーが貼ってある
「足が痛い 痛い 痛い」みたいな(正確な文言は失念してしまいましたが)インソールの宣伝です。
見ているだけでこちらの足の痛みが増します。
そのタイミングの悪さに苦笑していると、何やら気配が。
大きなものがいろいろなところにぶつかりながら私の隣をすり抜けていきました。
先ほどの若者です。
そしてそのままホームの反対側に停まっている電車に飛び乗りました。
時にボストンバックの遠心力に負けそうになりながら。
「それは反対方向だよ。」
心でそうツッコミをいれた瞬間、気づきました。
若者は乗り過ごしたのです。
・・・疲れていたんだ。
そう思った瞬間、逆にエールを贈りたくなりました。
「お疲れ様!」
朝の10時前です。もしかしたら飲んだくれていたのかもしれませんが、
お酒臭くなかったので、夜勤明けなのでしょうかね。
先程まで
「若者のくせに(こんな言い方をすること自体、文句オバサンになった自分に思い知らされます。)」
と思っていたのが、
エールを贈りたくなる。優しいオバサンに早変わり。
街でイラつくことは確かにありますが、何かのきっかけでそれが反転することもあるかもしれません。
キレて爆発する前に反転の隙を探してみませんか?
案外それは心地よく、自分の一日の不快な気分をも反転させるきっかけになるかもしれません。