◎男の器
みなさまこんばんは。
突然ですがロッテンマイヤーさんこと、我が夫は結構良いところがあります。
免許を持っているにもかかわらず、結婚してからずっと車を運転するのは私。
実は免許を取って以来一度も路上で運転したことがないとのこと(なぜ免許を取ったのでしょうね。)
なんやかや、足が必要となりそんな時には私が運転する羽目になります。
できないときはできないといいますから、それほど私は負担ではないのですけどね。
ロッテンマイヤーさんは申し訳なく思っているようで、セブンイレブンでもなく、ファーストフードでもないところでコーヒーをごちそうしたいといってくれました。
そして入った雰囲気の良い喫茶店。そこは最近開店したばかりでロッテンさんはちゃんとチェックしてくれていたのです。
開店間近もあり、休日であることもあり、少し待ってから店内に入りました。
椅子の座り心地がとてもよいです。
コーヒーを頼んで待っているとき、ロッテンはスマホをチェック。私はスマホに触る気にならずぼーっとしていました。気づいたらなんと喫茶店で眠りについていました。
最近怖いくらいどこでも寝れます。
ふと気づくとロッテンさんはイライラしているようでした。
「遅すぎる」
「確かに。でもゆったりした時間をも売るお店なんじゃない?」
「いや、それにしても。」
こんな会話を繰り広げているとき、店員さんが近くを通ったので声をかけたところ、
急に慌てだしました。オーダーが通っていなかったんです。
コーヒーが出されたとき、ミルクがついていました。
オーダーするときに聞かれたのです「ミルクはお付けしますか?」と。
いらないといったのについていることにロッテンさんはさらにイラついたようでした。
「まあ、いいじゃないの。クッションいいし、器もおしゃれだし。おかげで寝れたし(私だけ。)」
といってもロッテンさん納得がいかない様子。
お会計に向かうときもご機嫌なななめ。
そんな時見つけましたレジ近くにある雑誌に
「男の器検定」
すかさずロッテンさんに
「ほら~雑誌に男の器検定って書いてある。コーヒー遅れたくらいでイライラしない。」
反応がないので、さらに地雷を踏んだかと戦々恐々としていたらお会計を終えてつぶやきました。
「レジでまた謝ってくれたから。いいや。気が済んだ。」
ずいぶん変わったなと思いました。
実はロッテンさん、私のアンガーマネジメント講座を受けてこの1年半実践しているのです。
かつてならもっと怒っていた。
人は変わることができますね。変わりたいと思う方向に。
その夜、ロッテンさんが突然主張しだしました。
「怒ってはいないけど、せっかくごちそうしたのに、すっきりした気分にならない。
(同じショッピングモール内にある)こんどはスターバックスで仕切り直したい。」
ロッテンさんは私の労をねぎらいたかったんですね。ありがたいです。
もしかしたら心の器とともに、男の器も大きくなったのかもしれません。
あ、これってオノロケですか?(笑)