◎不動明王
みなさまこんばんは。
実は私、仏教には詳しくはありませんが、告白します。
どうにも不動明王に心が魅かれるのです。
炎を背負い、かっと目を見開くそのお姿に。
姿に魅かれ、そもそもどんな仏様だろうかと調べてみました。
不動明王とは、
「大日妙来の化身として煩悩にとらわれて迷う人々を救う明王のこと。
五大明王の代表格で、ヒンドゥー教のシヴァ神の別名ともいわれている。
中略
不動明王の姿は右手に剣を、左手に縄を持ち、怒りの表情をしている。これは人々を救うために首に縄をかけてでも悪の道から引き戻し、悪の力を件で一刀両断しようとする強い意志の現れである。つまり怒りの表情の裏には、人々を救おうとする慈悲深い心を持っているということである。」
日本の仏教がわかる本 一校舎社会研究会編 永岡書店 より
人々を救うために、時には怒りを使い、時には力を使って屈服させることもいとわない。
不動明王が背負う火焔は、人間の煩悩や欲望、悪業を焼き尽くすものといわれています。
さあ、何かに似ていませんか?
それは親。
子どもを救うために、怒りを使い、時には力ずく。
その根には愛がある。
だから必要な時には怒りを使っていいのです。
でも忘れてはいけないこと。
炎を背負うことはいいですが、自分まで焼けてしまわないこと。怒りに振り回されないこと。
なぜ自分が不動明王に魅かれたかわかる気がしました。
アンガーマネジメントに出会う前、怒るときの効果音が「ゴーッ(炎を背負う音」でしたもの。その頃は周りを焼き尽くしていましたけど。今その効果音を聞くこともほぼなくなりました。
ちなみに、私の干支は酉
不動明王は酉年の守護仏だそうです。