◎我が家のロッテンマイヤーさん

ロッテンマイヤーさんってご存じですか?

アルプスの少女ハイジがクララの家へ仕えているとき、

世話役だった女性です。口うるさい存在として描かれていました。

 

我が家にもロッテンマイヤーさんがいます。

それはパパ。私のダンナさんです。

娘が学校へ行く前は「これは、あれは」とまくし立てます。

外出時にも「あれは、それは」とまくし立てます。

今日、私が6時半頃帰宅した際、下の娘がお友達と駆け寄ってきました。

すでに薄暗くなっていました。

お友達と別れて家に入ると、ロッテンマイヤーさんビールを飲みながら無言。

怒っていました。

「誰にも何も言わずに遊びに行って、何時だと思っているんだ!」

 

娘何も言えません。ただ、悲しい顔をしていました。

 

そこでアンガーマネジメントファシリテーターの私が助け船。

娘に言いました。

「パパはね、何で怒ったと思う?あなたが心配だったんだよ。

大事な子が外で暗くなるまで遊んで、何かあったらものすごく悲しいし、

痛い思いや怖い思いしたらかわいそう。そう思って怒ったんだよ。

だからこれからは遊ぶときは家族の誰かに言って、暗くなる前に帰ろうね。」

「うんうん」とうなずきながら、娘はぽろんぽろんと涙をながしました。

 

みなさん、怒りって2次感情であることをご存じでしたか?

怒りは単体で存在しないのです。

かならず1次感情があります。

それは、悲しみ、ストレス、不安、など です。

今回のロッテンマイヤーさんの場合は「心配」ですね。

 

自分が怒りを感じたら、その1次感情は何であるか考えてみましょう。

もし「疲れ」だったら、休んでみるなど。自分で1次感情を理解していれば、

怒りを爆発してのちに後悔してしまう。なんて場面を避けられます。

 

逆に、怒られたときは、怒った人の1次感情が何であるか考えてみましょう。

そうすれば、相手が理解できるので、逆ギレせずにすみます。

また相手の求めている対応が出来ます。

 

こんなやりとりが進むうちに、ロッテンマイヤーさん

「俺だって怒りたくないんだよ。」といいました。

私の活動には無関心を装っていますが、実は影響を受けているのかな?

 

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